令和7年度北中日記

北中文化の日①「人権・同和教育講演会」

2025年11月2日 18時06分

 11月2日(日)北中文化の日、体育館にて「人権・同和教育講演会」を開催しました。講師には、食文化・料理研究家で作曲家の中村和憲先生をお迎えし、命の尊さ、人とのつながりの奇跡、そして言葉の力について、心に響くお話をいただきました。さらに、ピアノを奏でながらの素敵な歌から、熱いメッセージを受け取ることができました。
 先生は、「お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん……とたどっていくと、26世代前には一億人以上の人々が関わって、今の君たちが生まれている。これは奇跡であり、隣にいる友達との出会いもまた奇跡である」と語られました。生徒たちは、自分の存在の尊さと、周囲の人々とのつながりの大切さを改めて感じることができました。また、言葉には「言霊」が宿るという考え方に触れ、生徒たちは日々の言葉遣いの大切さを学びました。
 講演後、生徒からは次のような感想が寄せられました。
「私は、よい言葉をかけると植物がよく育って、悪い言葉をかけると育ちにくくなる実験がすごいなと思いました。科学的な根拠はなくても、言葉にはそのくらいの力があるということを感じました。」
「今回の講演を通して私生活でもポジティブな考え方をするようにしたり、使う言葉に気をつけたり、苦手だと思っていることでも少し考え方を変えて挑戦してみたりと今だからできることをして後悔が残らないようにしたいと思います。」

 今回の講演会を通して、生徒一人ひとりが自分自身を見つめ直し、いのちの大切さをあらためて考えるきっかけとなったことと思います。中村先生の温かく力強い言葉に、心から感謝申し上げます。

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